拝金主義という社会構造が人間関係を冷め切ったものにします。
拝金主義社会
拝金主義がいいか悪いかではなく、拝金社会の枠組みのためほとんどの人がそうせざるしかありません。
1%の国際エリート達の富ために、99%の労働力を必要とする常識化された概念です。
国際エリートは何百年も前からお金を追うように思想に植え込んできました。
わたし達はまず拝金主義社会の枠組みの中で生きていることに気付かなければなりません。
そして人間関係にどのように影響するか学ぶ必要があります。
夫婦関係もお金あってこその社会
拝金主義者は
お金を貰うときだけ良い顔をします。
あなたがお金を払ってくれるか?
違うのか?
お金を払わないのなら差ほど興味がありません。
お金が優先で相手のことを見ています。
どうやったらお金が自分のところにやってくるかいつも考えています。
相手が嫌な思いをしていても、不平等な扱いをしても本人は気付きません。
仕事が何であるか?大企業なのか?中小企業なのか役職は何なのか?
良く聞かれます。
お金の格付けを無意識に行っています。
お金>性格で相手を判断します。
シングルマザーなら経済的偏見な目で見られたり、
勝手にかわいそうな人として見られることに飽き飽きすることもあるでしょう。
拝金主義社会では仕方がないことです。
離婚したい理由ランキング1位は夫・妻とも性格が合わないです。
注目してほしいのは妻の離婚したい理由2位です。
生活費を渡さない。
離婚する理由に経済的問題は大きいです。
子どもが居ながら経済的状況が苦しいのはとても辛いことです。
惨めな思いをすることでしょう。
もっと健康的な食事にしたい!もっとよい教養にしたい!
すべてにお金がかかります。
子どもにしてあげたいことも・・
自分にしてあげたいことも・・
我慢し続けることになります。
子育て心労にお金の心労も加わります。
精神的にとても辛いでしょう。
お金があると安心が生まれ、お金がないと不安が生まれます。
焦り・不安・苛立ちから夫婦関係も悪くなるばかりです。
わたし達は本当はお金が欲しいわけではありません。
安心が欲しいのです。
安心できる人間関係から気持ちの余裕が欲しいのです。
気持ちに十分余裕があったら・・・
相手が多少嫌な言動しても、意見が合わなくても受け入れることできるし笑い合えると思いませんか?
性格が合わないというのは、
余裕がない現れなのかもしれません。
気持ちの余裕がすべてに影響するのです。
ほとんどの人は植え付けられた思想からお金が先に見えてしまいます。
ちょっとキツイ言い方かもしれませんが、
残念ながら気持ちに余裕がない人にお金や良いことが集まることはありません。
気持ちの余裕>良い人間関係>お金
拝金主義社会に生きるわたし達は
今だけ!お金だけ!自分だけ!を認める必要があります。
お金が余裕を奪うこと知ることです。
人間関係は悪化し、不安から早くお金がほしいと求めます。
お金だけ追っている自分を認めなければ拝金主義から抜け出せません。
気持ちに余裕は生まれません。
現代は気持ちの余裕が生まれない社会かもしれません。
最近、
子どもにを傘地蔵と読んであげることがありました。
今の夫婦とおじいさんおばあさんとのギャップを感じたものです。
傘地蔵サクッとあらすじ
①大晦日の雪の降る中、貧しいおじいさんは町に薪を売りに行く。
②薪は売れず、売れない薪と売れない傘を交換することになり持って帰る。
③帰りの道中、雪を被ったお地蔵さんを可哀そうにと思い傘をかぶせてあげる。
④家に帰ったおじいさんにおばあさんは寒かったでしょうに・・と暖かいお汁を出して今日あった出来事を聞き良いことをしましたね!と暖かく受け入れる
⑤深夜お地蔵さんがお礼にご馳走を運んできてくれる。正月は2人幸せにご馳走を食べれました。
貧しくてもおばあさんは気持ちに余裕がありました。
お金を持ってくれるかより先に相手への労いや想いがありました。
気持ちの余裕が関係性を保ち、結果良いことが起こりました。
拝金主義だと気持ちの余裕がないので待てないのです。
相手の気持ちや事情よりまずは自分の不安とお金の数が重要になってしまいます。
子どもや生活が大事なので仕方ありません。
現代社会はどんなときもお金が求められますので。
もし、
現代風の拝金地蔵物語だったら、
拝金地蔵ものがたり
おじいさんはおばあさんにお金を稼いできて!という圧力を受け好きでやっている訳でない薪を売りに町にでました。
薪はまったく売れません。
「このまま家に帰ってもなぁ・・」
「帰っても楽しくないし、ふらふらして時間潰そう・・」
雪が止んだので重い足取りでトボトボ家に帰りました。
気持ちが重く、お地蔵さんには気づきませんでした。
おばあさんは不満をおじいさんにぶつけました。
おじいさんはおばあさんがお金がなく気持ちの余裕がないのは重々わかっているのですが、どうしてもやる気が沸いてこないのです。
正月早々貧しい食事におばあさんの苛立ちは増すばかり、おじいさんのやる気はさらに無くなっていくばかりです。
おじいさんは傘が売れたお金をおばあさんに渡すのがだんだん嫌になってきました。
お互いの人生選択なので夫婦離婚に良いも悪いもありません。
ただ、
お金で気持ちの余裕が乱されるのなら、
見るのは相手がいいか悪いかではなく、拝金主義である自分を認め学ぶ必要があります。
今の気持ちの余裕が大事であること知るのです。
乗り越える問題はお金ではない
余裕がないとちょっとしたことでもイラっとしてしまいます。
余裕がないと相手が受け入れて欲しいときにわかりません。
余裕がないと考えるのに疲れるため相手のせいにします。
子どもに対しても夫婦関係にしても・・
余裕があるとちょっとしたことは笑っていられます。
余裕があると相手の気持ちを受け入れることができます。
余裕があると相手や自分がいいか悪いかではなく俯瞰して状況が見えます。
乗り越える問題は
気持ちの余裕を生むための気付きです。
どうして子どもは言うことを聞いてくれないのか?
なぜ夫にムカついてばかりいたのか?
相手の反応はあなたの気持ちの余裕を映しだしてくれています。
相手に原因があると思うなら自分の余裕に気付くことはありません。
自分に向き合ってはじめて気付きます。
乗り越える壁は相手になくすべて自分です。
相手は気付くために何度も同じ反応をしているはずです。
余裕は自分が生み出しています。
ちょっとしたことでムカつくか笑えるのかは自分次第で変えれます。
お金という常識を手放すことは恐ろしいことです。
不安になり渇望すると思います。
慣れてきたものを断ち切ること並大抵ではありません。
拝金主義という眼鏡で相手を見る限り、良い人間関係は難しいのです。
わたし達は今、
支配されてきた腐敗したお金の世界から抜け出す時期にあります。
恐ろさに向き合える気持ちが必要です。
あなたの最大の味方はあなたです。
あなたを一番知っているのはあなた。
乗り越えれることを信じてください。